夏至2018ー「新しい世界」への一歩を踏み出す


20日、19時50分、乙女座で上弦の月。

21日、19時09分、☉太陽が蟹座に入り、夏至を迎えます。



夏至を迎える☉太陽は、山羊座の♄土星とオポジション(反対の位置)

♄土星はASC、☉太陽はDCにそれぞれコンジャクション(同じ位置)しています。


山羊座の♄土星は、新しく出発するために、必要な準備を固める度数にあります。

ASCは外へ押し出すエネルギーでもありますので、目的の達成へ向けて、能動的に動きながらの見直し。

ここから秋分まで、実際にやってみて、大丈夫かどうかを確かめるような、

試行錯誤しながら前進する3ヵ月になります。

秋分以降、今取り組んでいることの答えや結果が、ひとつのカタチになるでしょう。


ASCは誕生、DCは再誕生の様なエネルギーです。

まだまだ生まれたばかりの新しいエネルギーを♄土星が育て、

それをDCとコンジャクションの夏至の太陽が受け取り、新しい世界(再誕生)へと向かいます。



前回の記事で説明しましたが、アングル(ASC、IC、DC、MC)というのはエネルギーを吸収する場所です。  

あくまでも吸収するだけであり、そのエネルギーをどう使うかは人に委ねられます。



♄土星は、乙女座上弦の月で月と☉太陽とキロンと共にグランドクロスを作ります。

♄土星は、物事を安定させる星ですが、試練の星の名が付くように、葛藤を感じる星です。

グランドクロスも、安定させるアスペクトですから、足場を固めるのにはベストなスペクトですが、

グランドクロスも、♄土星と同じく葛藤や困難を感じるアスペクトでもあります。


現在、キロンがキーワードとなっていることは何度か書いています。

自分のキロンを乗り越えることが促されています。

キロン

キロンの一覧。個人天体を超えるートランスサタニアンとキロン - 占星術では、☉太陽、月、☿水星、♀金星、♂火星の5天体を個人天体と言い、個人の性格や能力を読む時に重要視されます。それに対し、♃木星、♄土星、♅天王星、♆海王星、♇冥王星は社会や時代、個人ではどうにもならないような事柄を読む時に使われます。個人天体ー☉太陽、月、☿水星、♀金星、♂火星社会天体ー♃木星、♄土星宇宙天体ー♅天王星、♆海王星、♇冥王星(この3天体をトランスサタニアンと言います。)社会天体と宇宙天体は個人を読む時にはあまり使われないようですが、わたしは、社会天体と宇宙天体も個人天体と同様に扱われるべきだと思っています。何故なら、個は全であり、全は個だからです。社会天体、宇宙天体が個人を読み解く時に使われない理由は、動きが遅いので同世代の人全てに当て嵌まるからだそうですが、ひとりひとりハウスも違えばアスペクトも違う、度数が一度違えばこれも違いが出てくる。社会天体、宇宙天体も十分個人の能力や性質として使える、というか、個人の能力(個人天体)として使うべきものだと思います。♃木星ー才能を拡大させる力♄土星ー物事を安定させ現実化させる力♅天王星ー変化を起こす力♆海王星ー夢や理想を持つ力♇冥王星ー限界を越える力どれもこれも自己実現に必要な力ばかりです。個人天体の基本スキルを、社会天体が引き上げて、宇宙天体で拡散、循環させる。現在、地球上に生きているほとんどの人が共通して持つ♆海王星と♇冥王星のセクスタイル(60度)♆海王星と♇冥王星がアスペクトを作る時、人は夢や理想を現実化したいという欲求が表面化します。夢や理想を司るのは♆海王星。♆海王星は宇宙天体です。つまり夢っていうのは個人の能力(個人天体)を超えたところにあるもの。そして♇冥王星が、個人の能力(個人天体)の限界を超える力を持っている。つまり、今の時代、個人の限界を越えて、夢を叶えることを促されているのです。だから、社会天体と宇宙天体も個人の能力として使わなきゃならない。このトランスサタニアンを個人天体として使うための「鍵」が、キロンです。キロンを克服することで、トランスサタニアンの宇宙の能力を、個人の能力として使うことが出来るようになる。キロンは♄土星と♅天王星の間を楕円形に回っていて、物質世界(☿水星~♄土星)と神の領域(♅天王星~♇冥王星)を繋

占星幾何学©|il lume


双子座の新月で形成されていたTスクエアに♃木星が加わり、

♀金星とドラゴンヘッドの合、♂火星、♃木星、♅天王星もグランドクロスを形成。

双子座の新月で説明したTスクエアの意味を拡大させていくことに困難を感じることになります。


Tスクエアの意味は前回の記事で確認してください。

♅天王星は、変化を示すICと合。

♅天王星は変化を促す星ですから、大きなタイムシフトが求められています。



この2つのグランドクロスにより、八芒星が作られます。

画像出典:Wikipedia


正確な八芒星ではありませんが、エネルギーは六芒星(グランドセクスタイル)以上と感じています。

占星術での呼び名は調べてもわかりませんでした。無いのかな?

この八芒星によってもたらされる変化は計り知れないものになると思います。


しかし、勝手にそうなるわけではありません。

この葛藤を乗り越えて、DCの新しい世界(再誕生)へと繋げるのはあなた自身です。



八芒星(ベツレヘムの星)
イエス・キリストの誕生を東方の三博士に知らせ、ベツレヘムへ導いたと言われる星。
キリストは「完全性そのもの」の現れです。

完全なる場所、そこへ導かれる。


8という数字は物質世界、霊的世界、両方の安定を表します。

6は陰陽(物質世界、霊的世界)の統合ですが、8は表裏一体、完全に融合している状態。

数字の8は、前から見ても後ろからみても形が同じです。


完全性への道のはじまり。



前回の記事で説明したヴァルナとミトラも表裏一体。

ヴァルナとミトラがひとつになって完全体。


ヴァルナとドラゴンヘッド、♀金星は7ハウスのパートナーを示すハウスにあります。

出会うべき人との再会も表すでしょう。

でも勘違いしないでいただきたいのは「ただ、出会える」ってことはないです。

今世、成し遂げると誓ったこと、その約束を果たした時、出会える。


「そのために何をするべきか」というところも前回書いていますので、そちらをご覧ください。



今年の流れを振り返ります。

昨年末から今年の初め「実現可能な範囲の理想ではなく、実現不可能にも思える夢を描くこと」を促されました。

この時には、冗談みたいな、妄想みたいな夢でした。

春分、その夢が、意識の中で、はっきりと、本当の自分が求める夢であることに気付かされました。

そして今、春分からの3ヵ月で、現実不可能にも思えた夢に、手が届きそうなところまで来ています。

ここからの3ヵ月で、その夢を掴むために行動を起こして行く。



ひとそれぞれステージがありますので、まだ準備が整わない方もいると思いますが、

しっかり取り組んできた人は、この半年間で、確実に前進しているはずです。


少なくとも、わたし自身は自分の読んだ星の通りになっていますが、

でも、これも結局は何を信じるか、ということだと思います。

信じたものが現実化するのです。


「自分で読んだ星の通りになる」これは星を読んでいる人に共通していると思います。

だから、自分が望む人生を生きるには、自分で星を読むのがベストだし、

自分で読むことが出来ないひとは、どの星読みを信じるかっていうのはけっこう大切になってくると思います。


なんとなく違和感を感じながら、誰かの星読みを見ていた時期があります。

自分で星が読めないので、自分の感覚よりも、読める人が言っていることが正しいんだろうな、と。

でも違和感が大きくなりすぎたので自分で読むことにしました。

それがちょうど1年前。

わたしは、9ハウスの双子座にキロン、♄土星射手座なので、自分の思考、思想を表に出すことに抵抗があります。

このブログを始めた時にもかなりの葛藤がありました。

でも、始めてみて、たった1年ですが、この1年でかなり人生が拡がった感覚があります。



誰の話だったか忘れてしまいましたが、色んな成功法の本を読み漁っても上手く行かなくて、

成功法の本よりも自分を信じることで道が開けたというエピソードを目にしたことがあります。


そうです。

全ては自分の中にしかない。


星は如何様にでも読むことが出来る。

わたしの星読みも、所詮わたしの真実でしかない。

誰かの星読みも、成功法も、誰かの真実でしかない。


それらを踏み台に、自分だけの道を歩む。



グレートコンジャクションを含めた、20年の大きなサイクルで見ると、夢は、現在、胎児の様な状態です。

まだ小さく、安定しない夢ですが、少しづつ、確実に、形になり始めているところです。


19日から、♆海王星が逆行を開始しました。

♆海王星の逆行は、順行中に育てた夢を、実際にカタチにしていく期間です。



あなたの「夢」は「あなただけの夢」です。

人の数だけ「夢」がある。人の数だけ「夢の叶え方」がある。

「自分の夢の叶え方」に、マニュアルは存在しない。


「自分だけの夢」の一歩を創造する。