天秤座上弦の月ー過去の想いを、未来を創る力に変える


本日、19時54分、天秤座で上弦の月を迎えます。


牡羊座下弦の月〜蟹座新月のカオスな状態が、少し落ち着きを見せる頃。

見て見ぬ振りをしていた気持ちや、薄々感じていた気持ち、我慢していたことに我慢出来なくなり、

拒否反応としてしか認識出来なかった願望が、意識化され、言葉に出来る形として見えてくる頃です。

ここから17日の山羊座満月(月食)まで、新たなステージへ向けた調整期間に入ります。



  • ☉太陽とドラゴンヘッド、☽月、♄土星と♇冥王星がTスクエアを
  • ☉太陽とドラゴンヘッド、♄土星と♇冥王星のオポジションをMCが調停
  • ☉太陽とドラゴンヘッド、♆海王星、MCがグランドトラインで♇冥王星にカイト

心の中にある曖昧で漠然とした靄は、過去の想いが創り出していることを理解し、

過去の想いの中に進むべき道を見出す。

負の体験から生まれる、そこから逃れたいという欲求を未来を創造する力へと変換する。

過去の想いを報うべく、前に踏み出すことで過去は浄化され、新しい未来が創造される。


☉太陽とドラゴンヘッドが絡むアスペクトが多く形成されています。

ドラゴンヘッドは記憶装置でもあります。

現在☉太陽は蟹座にありますが、蟹座はその記憶を内側に溜め込むサイン。

それが☉太陽の光によって炙り出されている感じです。


このところの自分の人生を観察していると、およそ18年前

(前回ドラゴンヘッドが今と同じサインにあった時に起こったこと)

を浄化するように人生が進んで行っていることに気が付きました。

過去に達成できなくて、その後、時間と共に忘れるともなく忘れてしまっていたこと。

もう必要なくなったものだと思い込んでいたもの。

魂は忘れていないのです。



  • ASC、♅天王星、DCに♂火星と☿水星でTスクエア
  • 昨日から☿水星も逆行

自分の内側にある想いと、外側の現実の矛盾を無くすための行動

と、その行動を起こすために、整えたり見直したりすること。


今回はいつもの夏至より大きな波が来ているので、

しっかり準備をしてから先に進みましょうという意味の☿水星逆行です。

蟹座から獅子座に入ってすぐの逆行なので、

自分の内側と外側を一致させる行動の前に、調整が必要ですよということ。

主には内側の調整になるでしょう。

靄がクリアになっている人は、見えてきた答えに沿って行動。

まだモヤモヤが残っている人は、よーく自分の気持ちを観察することが重要です。

漠然と前に進もうとしても、難しいものがあります。

漠然とした想いは、漠然とした行動に繋がります。
すると、漠然とした結果しか得られないというサイクルに陥ります。

物事には必ず因果というものが存在しており、

「訳も無くそうなる」ことはあり得ません。

自分の顕在意識で認識出来ているかいないかの違いです。

明確な答えを出すと、靄は消えます。
明確な答えを持って、明確な行動をし、明確な結果に繋げましょう。


※ここで言う明確な答えとは「どうしてそうなっているか」に対する答えです。

「どうしよう」とか「どうにかしなきゃ」と思う時、それは現状に対する不満や不安がある時です。

「何故、その現状に不満があり、どうしてそうなっているのか」

それがわかれば、おのずと「どうしたいか」「どうするべきか」が見えます。

多くの人は「どうしたいか」を先に考えます。

「どうしてそうなっているか」という原がわからないのに

「どうしたいか」という結を出そうとするところに無理があり、

そこで無理に答えを出すので、本来得たい結果に繋がらないことが多くなります。

原因を見誤ると結果に繋がらないのです。

病気に対する治療がわかりやすい例でしょうか。

もし診断にミスがあれば、間違った治療になり、病気が改善されないのと一緒です。



よくある誤解ですが、時間は何も解決しません。

ドラゴンヘッドは忘れない。例えこの一生を終えても。

だから輪廻を司る感受点なのです。

ドラゴンに記憶された想いを、積極的な行動をもって突破しない限り、課題は来世に行くだけだから。

過去を糧に、未来を創造する。