天王星牡牛座入り / 魚座新月ーRe:union「帰還」


6日、17時30分、天王星が牡牛座へ移動します。


牡牛座へ入った♅天王星は、パラス、ヴァルナとTスクエア

自分の人生が、宇宙や世界という大きなものの一部である事を知り、

自分の運命や使命、宿命というものを自覚する。



♅天王星が牡牛座にある7年間で、多くの人が、生まれる前に決めてきた約束を果たすことになるでしょう。

人によっては果たす段階までいかないかもしれませんが、少なくとも、自分の成すべきことに気が付くはずです。

と言うよりも、気が付かなければならないでしょう。


☽月と☉太陽と♆海王星とベスタのクアッドコンジャンクション、セレス、ジュノー、オルクスでグランドクロス

このグランドクロスは、

・目的を果たすことに責任を持つこと

・それを成し遂げるための能力を磨くこと

この2つが強調されています。

♅天王星のサビアンに、運命・使命・宿命というキーワードが出てくる以上、この目的とは、

当然、生まれる前に決めてきた約束(ソウルワーク)の事であると言えます。



♅天王星が牡牛座に入ることにより、出生図の牡牛座のハウスに変化が起こります。

しかし、変化が起こる、起こったという現象がピークではありません。

目の前の現象の裏に、本質があります。

「何の為に、そのハウスでその現象が起こるのか?」

ここを考えることの方が遥かに重要です。


それはあなたの資質や才能を活かし、天命を果たすための変化だからです。

その現象を通し、♅天王星は「自分の才能を使っているか?」と問い掛けます。

  • ♅天王星によって齎される現象をバネにすること
  • そして、しっかり自分の資質や才能を発揮出来る状態まで持っていくこと

土台が出来ている人は、自分の資質や才能をさらに磨いて、自分の価値を高めていく7年間になるでしょう。



♅天王星的なものと言えば人工知能等のロボット。機械化が普及するとも言われていますが、

彼等が牡牛座(ルーラー地球)という人間の領域に入ることで、我々の危機感を煽り、進化を促している」

という見方も出来ます。

♅天王星が牡牛座に入った翌日7日、1時3分に魚座の新月を迎えます。この新月で強調されるのは、

危機的状況を感じ取り、自分の人生を考え直すことです。


本格的に、機械に仕事を奪われてから、自分の出来ること(才能)を探すのでは遅いのです。

才能を見つける事が出来たとしても、その才能を一瞬にして開花させることが出来る人は、

ほんの一握りなのですから。

多くの人は、徐々に開花させていくものです。


2025年(逆行があるので正式には2026年)には、♅天王星は双子座へ。

機械化は当然、加速します。

♅天王星が双子座に入る瞬間のホロスコープを見ると、トランスサタニアンが小三角形を作ります。

MCに♄土星がジャストコンジャンクションでカルミネート

小三角形の頂点にある♆海王星の対極のサビアンは「心機一転生き直す」

☉太陽、☿水星、♂火星、♄土星、そしてキロン。

キロンには不和を齎すと言われるエリスがコンジャンクション。

わたしはエリスは問題提起だと思っていますが。

6天体が10ハウスに集中しますので、

社会との関わり方(主に仕事)を根本から変えていかなければならなくなるでしょう。

この頃になれば、誰が見ても世の中が変わったことを実感すると思いますが、この配置を見る限り、

ここからの生き直しは相当キツイんじゃないかな‥

天国と地獄に真っ二つ。二極化のピークになるでしょう。


不安を煽るようで申し訳ないけれど「そうならないように対策を打てる」のが占星学の利点でもありますから、

不都合な事実を知ることは重要です。

そうならない為の今であり、しかもそのために7年も猶予をくれるのだから。



今までは、新しい仕事をしようと思った時に"学歴・経歴・経験・実績"こういうものが壁になることがありました。

しかし、これらは山羊座の支配下にあるもの。

今現在、この領域を♄土星と♇冥王星が書き換えていますし、♅天王星が牡牛座に入ることで、

ひとりひとりの本質を見抜く目が養われ、価値基準の判断の仕方が変わるので、

経歴や実績を重視するという傾向は、どんどん薄くなっていきます。

♇冥王星が水瓶座に入ると、完全にそういう基準で判断するということがナンセンスになっていくでしょう。

つまり、やりたい事をやるための敷居は低くなり、チャンスが拡がります。

だから、出来るとか出来ないとか、そんなものは度外視して、やりたい事はやってみる。

仮に、今まで自分がやっていた仕事が、機械化されたとして、山羊座的な考え方のままだと、

「他の事はやったことが無いから何も出来ない‥」と途方に暮れることになります。

我々の意識としても、山羊座的な意識の枠を超えなければなりません。



牡牛座の0度はいわゆる「ありのまま」の度数でもあるのですが、この言葉も誤解を多く生みます。

確かに、結局はそこに戻るんだけれど、籠の中の鳥じゃダメなのです。

世界を知らない鳥は、世界で生きてはいけません。

自分の限界を越えた挑戦の無い「ありのまま」は、世界を知らない鳥。

何も成し遂げる事は出来ません。


世界(社会)の中で、自分のポジション(ソウルワーク)を探すためには、世界を知ること。

籠の中(自分が出来ることだけの世界)から、外に出て(出来ないことにもチャレンジして)、

「出来ないと思ってたけど意外に出来るな」とか「やっぱりこれは出来ないな」とか、

出来ることも、出来ないことも経験するから「自分が見える」のです。


加護(安全な範囲)から出て、リスクを負ってでも(精神的なリスクです)色んな経験をして

「自分」を知った時、籠(自分のポジション=ソウルワーク)が、

世界の中で何処にあるか(どんな社会的な役割があるか)を知るのです。



これからの7年間で、多くの人が在るべき場所へ戻ります。

早急に見直すべきは、人との関わり方です。

嘘のある関係性の維持は、在るべき場所への帰還を妨げます。




在るべき者が、在るべき場所へ戻る時

「約束」は果たされる。