前回の記事でキロンをゴリ押ししましたので、その克服方法と、更にキロンが重要である理由を深めていきます。
小惑星キロンの名は、ギリシャ神話のケイロンに由来します。
ケイロンは弓を持つ、半人半馬のケンタウロス族の賢者です。
そして、射手座のシンボルである矢も、このケイロンに由来しています。
つまり、射手座とキロンには関連性があるのです。
射手座のルーラーは♃木星。
わたしは、サブルーラーはキロンだと思っています。
ルーラーとサブルーラーの関係性はサブルーラーが下地、ルーラーがその上に構築するもの。
ちなみに、キロンがルーラーの乙女座のサブルーラーは☿水星なので、♃木星からすると☿水星は土台に当たります。
まず3ハウスの☿水星が象徴する思考とコミュニケーション。
キロンが表す傷やトラウマ、コンプレックスというものは、
他者とのコミュニケーションや他者との比較など、他者の存在がある事によって作られるものです。
その傷と向き合うか、逃げるのかを決めるのは思考ですね。
当然ながら、逃げてしまえば傷はそのままになります。
心の傷は時間が解決してくれるとか言いますが、解決しない所か重大な問題を引き寄せることになりかねません。
時間の経過と共に心の奥へ奥へと追いやられて、潜在意識に蓄積されます。
潜在意識は現実に作用する重要な意識ですから、放っておいていい訳はないのです。
問題の解決に意識を向ける、苦手な事に向き合おうと決意することでキロンへの道が開かれ、
そしてキロンと向き合い、苦手意識を克服する。
今まで苦手だったものが苦手で無くなれば、通行止めの道が通れる様になる感覚で、物事は広がっていきます。
これが、3ー6ー9ハウスの流れです。
3ー6ー9は3の倍数で、3は「創造力」を表す数字です。
「創造力」は水瓶座の時代のキーワードでもあり、この3つのハウス攻略は、創造力を発揮する為の力となります。
3の倍数の9の次は12
12ハウスは魚座でルーラーは♆海王星。サブルーラーは木星です。
つまり、こうなります。
()内がサブルーラーです。
369のハウスを攻略すると、12ハウスに到達する。
海王星は「夢」を象徴する。
「創造力」は夢を叶える力になる。
さらに、369=ミロク=弥勒です。
スピリチュアルでは、水瓶座の時代、すなわち5次元世界は弥勒の世と言われています。
誰もが創造力を発揮し、夢を叶える時代です。
わたしの考えでは、キロンの傷は、自ら作り乗り越えると意図して持って来たものだと思っています。
何故なら、上昇するためには下降が必要だから。
「アセンション」
今の時代に生きている人は、全員それを体験するために生まれて来たとも言われています。
キロンを克服することは、5次元世界を投影する為に、必要なプロセスであると理解しています。
じゃあどうやってキロンを克服するか?
キロンを克服するためには、キロンのハウスでキロンの星座を活かすことです。
わたし自身を例に挙げますと、わたしのキロンは9ハウスの双子座にあります。
占星術(自分の思想・哲学=考え方 / 9ハウス)の情報発信(双子座)。
わたしにとってはこのブログが、キロンそのものなのです。
「考え方が人と合わない」ことが悩みでした。
考え方が人と合わないと、自分の考え方はおかしいのかもしれない、間違っているんだろう、
理解されないんだなと思うようになります。
共感されないし、共感出来ない。
とりあえず共感してるフリをして、自分の話はあまりしない。
そうやってやり過ごしていましたが、でもずっと、そんな自分が、自分でいられる場所を探していました。
このブログをはじめて、読んでくださる方々がいて、私の考え方は間違ってた訳じゃないんだと気付けました。
「人と違う考え方(キロンのハウス)を使う場所や使い方(キロンの星座)が違った」
だけだったんです。
よくよく考えたら、わたしの3ハウス(コミュニケーションのハウス)にあるのは♅天王星♆海王星で、
日常的な思考がトリッキーということになりますから、そもそも人と合う要素が無いので諦めました(笑
同じような情報ばかり転がっていても、発見が無いし、情報としては面白くないですから。
人と違う視点は、長所だと思うことにしています。
キロンを克服してこそ、現在♃木星が通過しているハウスが広がっていくと感じます。
水瓶座時代のはじまりにおける大事なタイミングなので、
キロンのハウスでキロンの星座を使い、現在♃木星が通過中のハウスを広げていくことは、
人生そのものを豊かにする鍵にもなってくると思います。
新月に願い事を書くという習慣のある人も多いかもしれませんが、
おそらく願い事を書いている80〜90%の人は、願い事を書いてもたいして叶ってないと思うんですよ。
(願いごとの規模にもよりますが。)
願うだけで叶う状態ってゆーのは、5次元意識に到達しているかどうかです。
結局、何でも叶う訳じゃない。
魂が本当に望むものしか叶わないのです。
5次元意識に到達している人は、魂の望みを顕在意識で理解しています。
占星術的に言えば、トランスサタニアン、ヘリオセントリックと恒星のエネルギーを扱えるかどうか。
5次元意識っていうのは、別にワンネスがどうのこうのを理解しているとか、
悟りを開いているとかそーゆー事ではなく、
持って生まれた資質を最大限に活かす生き方をしているかどうかです。
自分の本当の望みを明確化し、♄土星やキロンの苦手意識を克服しようと努力して、
自分の資質を活かした仕事をしているorしようとしている。
本当の望みっていうのも、往々にして♄土星やキロンの後ろにあるんですよ。
本当はそれをやりたいのに、それが欲しいのに、
苦手とか、傷っていうフィルターで蓋をして、本当の望みを見ないようにしてる。
♄土星とキロンの苦手意識を克服すると、そこには♅天王星があって、世界が変化する。
その先にあるのが、♆海王星の夢。
わたしは、開運的占星術を取り入れてみた事もあるし、新月の願い事を書いていたこともあります。
ワクワクスピリチュアルも実践してみましたし、引き寄せも学びました。
どれもこれも間違っている訳じゃないのはわかる。
でも、大切なナニカが欠けている感じが拭えませんでした。
能動とネガティブが足りないのです。
上に挙げたものは「自分はあまり動かず、あまりネガティブなものとも向き合わずにいいものを引き寄せよう」
という受容的でポジティブな内容ばかりです。
基本、人はネガティブな情報を受け入れたくない性質がありますから、ネガティブが多いと広がり難い。
従って、有名なものはポジティブを多く含んだ内容に偏ります。
でも、陰があってこその陽です。
この世界は陰陽のバランスで成り立っていますから、陽極まれば陰となります。
そういう情報を発信している方っていうのは基本的に成功者の方ですよね。
成功者の方々は、既に5次元を生きている訳です。
だから成功者視点で情報を発信します。
「5次元を生きる為には、一度3次元から5次元へ上昇し、5次元を3次元に降ろす」という作業が必要になります。
3次元から5次元への過程は能動力が重要であり、
5次元から3次元の過程は受容力が重要になります。
あくまでも「重要」であってそれが全てではありません。バランスは絶対です。
3次元から5次元への過程と5次元から3次元の過程は、
真逆と言っていいレベルで必要スキルが違うのです。
上記のような成功者の発信は、受容的なので、5次元から3次元へのプロセスなのです。
でも、世の中の大半の人に必要なのは3次元から5次元へのプロセスです。
だから、そういう情報を取り入れたところで上手くいかない事の方が多い訳です。
上昇するためには下降が必要である。
だから、今回説明したように、ネガティブ要素は、3次元から5次元への過程には必須です。
興味のある方はこちらも参考にしてみて下さい。
書くだけで願いが叶う状態というのは「持って生まれた才能を開花させ、世界に奉仕せよ」という
宇宙のオーダーに沿って生きている報酬でしかないのです。
なので、願いを自由に叶えたいのであれば、まず自分の使命を見つけ出さなければなりません。
願いを書くことは、願いを明確化することであり、本当の自分を確認する作業になりますので、
書く意味はあると思います。
でも3次元意識のままでは、望みは叶わないか、叶っても幸せと言える状態にはならない。
望みが叶わないどころか逆の結果に成り得ることもあって、
でもそれは、5次元意識へ上昇するために下降が必要だからなんです。
で、もう世界は5次元へ行くんです。
という事は、人も、5次元に行くことを促されるのです。
5次元への通路である♄土星やキロンを避けて通ることは難しくなっていくと思いますので、
今のうちに手を打っておくことをお勧めします。
大きなサイクルで見ると、2150年間の水瓶座時代に既に入っており、
小さなサイクルで見ても、2020年12月からの20年が水瓶座の時代となります。
その前に、来年2019年の12月からは、♃木星、♄土星、♇冥王星が山羊座に入ります。
ここで我々は、これまで自分がやってきた事の結果(現実)を目の当たりにするのです。
♃木星の拡大は、♄土星の学びの上に成り立ちます。
現在は、♄土星が先行し、♃木星がそのあとを追うように進んでいますので、
♄土星が耕した畑を♃木星がすぐ拡大させます。
スピリチュアルで現実化が早くなると言われたりしているのはこのためです。
しかし、グレートコンジャクションを過ぎると♃木星は♄土星よりも先に進んでいきます。
つまり、♄土星が魚座に入ると、結果が出るのが12年後になるってことです。
高校を卒業して働き始めたわたしは、社会不適合を自覚(笑
「会社に勤めるのは性に合わないな」と思ったので「自分の仕事は自分で作ろう」と決めました。
その時、20歳で♃木星は射手座にありました。わたしのネイタルの2ハウスです。
ちなみに♄土星は獅子座にありましたので、♃木星が先行している状態です。
2ハウスは才能・収入・仕事のハウスと言われます。
そして12年経ち、現在、再び♃木星が射手座の2ハウスに戻りました。
まだ今までの仕事と平行しているので、完全に仕事になっている訳ではありませんが、
ようやく手が届きそうな位置まで来ています。
こんな風に、グレートコンジャクションを過ぎてしまえば、再び結果を出すまでに時間が掛かります。
現実がそうなってから動くのでは遅いのです。
現象として現れた時には既に結果。
何事も、結果が出てからそれを覆すことは相当に難しいです。
だから今、まだ結果が出ておらず、現実化が早いこのタイミングで、キロンなのです。
キロンについて詳しくはこちらをご覧ください。
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