17日、22時11分、魚座で新月を迎えます。
新月は、月の影響が最も弱まる時。
言い換えれば、太陽の力が最も強くなる時です。
新月は、はじまりを意味します。
そのはじまりに、月は影響力を弱め、支配権を太陽に委ねるのです。
太陽の力によってはじまり(新月)、太陽の力で月は完成する(満月)
これは、求めるべきは月ではなく、太陽であることを表わしていると思います。
実際に、幼い頃は月星座の性質が強く出ますが、大人になると太陽の性質が強まります。
人は、太陽に向けて成長して行くべきなのです。
月は感情を支配します。
満月には、ケンカや犯罪が多くなると言われますが、これは月が感情を揺さぶるためです。
太陽は自分自身を表します。
新月に、月の影響が弱まるということは、感情に左右されることなく、
太陽という自己が求める道に向かうことが出来るということ。
月と太陽の位置は魚座26度で、今説明したようなサビアンにあります。
魚座26度は新月のサビアンです。
新月が、新月のサビアンで起こります。
個人の意思が明確になり、進むべき道を見出す。
次の魚座の27度は満月のサビアン。
+1度は進むべき方向性です。
満月なので、結実のサビアンですが、このサビアンは人生にゴールが無いことを示します。
死ぬまで、いや、魂は永遠ですから、死んでもゴールは無いかもしれません。
ゴールはゴールであると同時にスタートです。
ゴールに在るものは次の目標だけ。
これを理解していないと、人生は何処にも辿り着けない空虚なものになってしまいます。
目標地点への到達は、あくまでも通過地点でありゴールではないのです。
目標を達成した喜びは束の間です。
そこに留まり続ければ喜びの余韻は薄れ、また欠乏感に襲われます。
だから、目標を達成した場所に、いつまでも留まることは出来ないのです。
達成した喜びの余韻の最中、新たな目標へと足を進める。
ジオセントリック占星術では、月を内面、太陽を外面と分けて読んだりします。
内に秘めた顔(月)と外に向けた顔(太陽)。
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