蠍座下弦の月ー本当の自分に還る時


本日、0時53分、蠍座で下弦の月を迎えました。


今回の月にも、ドラゴンヘッドが絡みます。

蠍座の月はASC・♃木星とコンジャクション、水瓶座の☉太陽、獅子座のドラゴンヘッドとTスクエア

Tスクエアは乗り越えるべき壁です。



1ハウス(個人のハウス)で、月が個のはじまりであるASCとコンジャクション。

月のサビアンは、周期的な死を乗り越える力。

ホロスコープは円なので、ASCは

はじまりであると同時に終わりであり、終わりであると同時にはじまりでもあります。

「周期的な死」とは、このサイクルのことで、成長、進化、ステージアップを表します。



誰にとっても、自分の望む世界に共通することは、自分が自分でいられることです。

自分が望む世界を創っていくためには、まず、自分自身が自分に還らなければなりません。


自分を偽らないこと。
自分自身を受け入れる。


月の傍に滞在する♃木星がこの作用を拡大させ、魂の領域から、本当の自分を引き上げます。



3ハウス(人間関係・コミュニティーのハウス)に水瓶座☉太陽。

水瓶座は、自分を犠牲にして周りに奉仕することで、

自分を犠牲にしない生き方、自分らしい生き方を模索、確立する領域です。

☉太陽は、秘密を暴露する(される)というサビアンにあり、自分を偽ることが出来なくなってきたことを示します。


自分が自分で在るための居場所の構築



獅子座のドラゴンヘッドは、ここしばらく自己表現をしていくことを促しています。


自己表現と言われると、自分には表現出来るようなことが無いと思う方もいると思います。

しかし、自己表現とは、自分を表現すること全てを言うのであって、

何か夢を持って表現することだけを言うのではありません。


自分の気持ちを素直に話すことは、立派な自己表現です。



何かを否定することは、悪い意味で囚われがちですが、これも見方、使い方次第です。

否定する気持ち自体は全く悪いものではありません。

それは、自分を知る手掛かりになります。



問題は、その否定の表現方法です。

陰で悪口を言ったり、ケンカ腰で吹っ掛けたりする否定は良くありませんが、

否定は否定でも「私はこう思うから、それは違うと思う」と丁寧に伝えることは自己表現になります。


多くの場合、感情的にならなければ人は否定を受け入れられるものです。

相手に上手く否定の感情を伝えられるようになると、相手からの否定も上手く受け入れられるようになります。

他者の視点を取り入れることが可能になるので、考え方のボキャブラリーが豊富になり、

視野が広がって、同時に自分の世界も広がります。


占星術的に言うと、オポジション(真逆の位置)にある天体を取り入れるのと同じ作用です。



自分の望む世界を創造するために、自己表現をし、本当の自分に還る。


自ら旅立ちを決意するひともいれば、半ば強引な形で現れるひともいると思いますが、

自分に必要な変化であることを信頼して下さい。