獅子座上弦の月ー自分を生きる勇気


12日、10時12分、獅子座で上弦の月を迎えました。


☽月は無謀だと思えるようなことにも果敢に挑戦し、限界を突破していくエネルギー

それに対し☉太陽は、すでにあるものの中に、自分に適した生き方を見出すエネルギーです。

一見、相反する月と太陽が織り成すエネルギーは、

挑戦することで自分を自覚し、本来の自分を取り戻す。

ということ。



☽月がある獅子座の21度には、鶏が飛ぼうとしている様子が描かれます。

鶏ですから、飛ぶことは出来ない訳です。だけど、それに挑戦している。

それでもやっぱり、飛ぶことは出来ません。

ですが、人間には考える力があります。

不可能を可能に変える術を持っているので、出来るか出来ないかは挑戦してみないとわかりません。

挑戦してみて出来るなら、それは自分に相応しいことだし、やってみても出来ないこともあります。


♇冥王星が逆行している間、いろんなことに挑戦してみるといいかもしれません。

この期間、やってみてダメなことはダメなので、ある意味やるべきことや道が絞られます。


「挑戦」を経験した上で、すでにあるものの中に、自分に適した生き方を見出していきます。

それは、妥協するとか諦めるとか、そういうことではなくて「自分を生きる」ということ。



☉太陽がある牡牛座の21度「開いた本を指す指」

昔、目を瞑って本を開いたそのページに書かれているのが答えになるという占い本がありましたが、

まさにそんな感じの度数で、すでにあるもの(本)の中から答えを探そうとしている様子です。


だけど、その本でさえ、人によって見え方・感じ方は全く違うものです。

本に限りませんが、世の中のものごと全ては、人によって見え方も感じ方も異なります。

それは、それぞれの知識や経験、趣味嗜好をもとに対象をジャッジするからです。

ということは、自分の知識や経験、趣味嗜好が変わればものごとの見え方は変化する訳です。


自分を超えることを経験しない自分と、

自分を超えることを経験したあとの自分は、見え方が違うのです。

たくさん失敗して、何も変わっていないように見えても、自分自身の見え方は大きく変わります。

自分の人生を描いた書物の見え方が変わるということ。



♄土星と♇冥王星、♆海王星が☽月を頂点にYOD

☽月、♀金星、♃木星がグランドトライン

☉太陽、♄土星と♇冥王星、♆海王星、ドラゴンヘッドがクレイドル

まずは、挑戦すること。

挑戦することを躊躇ってきた人は、挑戦する勇気が必要になります。

いろいろ試した中で、自分が出来ること、上手くいくことの中へ入っていくこと。

挑戦してみなければ、その判断がつきません。


星の流れは「好きなことを追いかける」というフェーズから次の段階に入っています。

「自分の好きなことを知る」というのは、ソウルワークに辿り着く前段階に過ぎません。

自分の好きなことを知ったり、それを追いかけたりすることで、

「自分を知る(自分に出来ること・自分のやるべきことを知る)」ことに本質があります。

実際にソウルワークに結び付くものは、

苦手意識があることだったり、やりたくないと思う様なことだったりする場合も多いのです。


なので、ここまでにたくさん挑戦してきた人は、

出来ないことを認めて、出来ること、すでにあるものの中に戻る勇気が必要になります。

どちらも、本当の自分を取り戻すためのプロセスです。