蠍座下弦の月ー「自分自身の在り方」を見直す


28日、6時10分、蠍座で下弦の月を迎えました。


☽月、☿水星と☉太陽、♅天王星がTスクエア

  • ☽月は、自分の内面に深く潜り、自分自身の在り方を探求する度数
  • ☿水星は、社会に求められた役割を演じる
  • ☉太陽は、既存の生き方からの独立
  • ♅天王星は、周りの期待を裏切ってでも、自分の気持ちを優先する



先日、嵐の活動中止が発表されましたが、大野さんがまさにこのシンボルそのままですね。

獅子座満月の記事とも通じる部分があります。

大野さんがメンバーに最初に辞めたいと話したのは2017年の6月と言っていましたが、

丁度、獅子座と水瓶座のラインで日食と月食が始まった頃と一致します。

前回の獅子座の満月でその完成を迎え、発表に至ったものと思われます。


この獅子座と水瓶座は☉太陽(獅子座のルーラー)と♅天王星(水瓶座のルーラー)のオポジションでもあります。

ここ数年、男性アイドルの活動中止や引退が相継いでいますが、これは

「太陽(自身の男性性・自分自身の輝き)を他者に投影することをやめなさい」

というメッセージなのではないかと、感じています。

☉太陽という天体が司る領域の変革。


☽月と☉太陽も、男性性と女性性を司ります。

自身の才能を余すこと無く発揮するためには、自分の中の男性性と女性性のバランスを取ることが重要であり、

他者に預けている太陽(男性性)や月(女性性)は自分の力として使わなければなりません。

以前こちらの記事で触れましたが、女性は自分の太陽を男性に預けてしまう傾向にあります

預ける対象は、自分の夫や恋人、アイドルやアニメ等の男性も含まれます。

この逆も然りで、自分の月を女性に預けてしまう男性もいます。

どちらにしても、バランスが悪いのです。


これは夫婦に例えると分かりやすいかと思います。

男性性を夫に預ける妻は、自分で稼ぐ力が無く、経済的に男性に依存します。

女性性を妻に預ける夫は、家事や育児、自分の母親役までも、全て女性に任せます。

その為、女性性と男性性のバランスが整っていない者同士が結婚すると、

男性は「財布」女性は「家政婦」になってしまう。


どうすれば良いかは明確です。

男性は女性性を養って、家事や育児を負担する。

これは=母性になります。

男性が母性を妻に投影しない、母性を妻に求めないということは、妻に母親役を求めなくもなるでしょう。

妻に母親を求めないということは、つまり女性は女性のまま、女でいられるってことでもあります。

だとすれば、セックスレス、浮気等の問題も解決される可能性は大いにあります。

女性は男性性を養って、自分で稼ぐ能力を身に付ける。

仮に離婚をしても、ひとりで生きていける、子供が居ても養っていけるという経済的な基盤があれば、

女性はもっと自分を犠牲にせず自由に生きられるはずです。

私自身は独身ですが、先輩方の話を聞いていると、

夫婦問題の9割5分は、お金、家の事(家事・育児・嫁姑・両親・親戚問題)、異性関係から発生する相手への不満な模様。

だとすれば、個々に男性性と女性性を養っていくことで解決されます。



☽月は☉太陽に反応して動きます。

何故なら、☽月と☉太陽はふたつでひとつだから。

☉太陽を預けてしまうということは、☉太陽と☽月の主導権を他人に預けるということであり、

そのまま他人に振り回される、☽月が司る感情や無意識に振り回されるという事になり、

自分の人生を主体的に生きることが難しくなります。

女性は、男性の☉太陽で自分の☽月を光らせるのではなく、自分の☉太陽で自分の☽月を輝かせる。


男性は、自分の☉太陽で☽月を掻き消してしまう男性性が強すぎるパターンと、

☉太陽の光が弱く自分の☽月が輝かない男性性が弱すぎるパターンがあります。

☉太陽が強すぎる男性は裸の王様の様になり、☉太陽が弱すぎる男性は子供の様になります。


自分自身の星を正しく輝かせること。



男性アイドルの人気に比例して、自分の☉太陽を使えていない女性が多いことを表します。

普通のファンなら問題ありませんが、熱狂度が増せば増す程、それだけ☉太陽を依存させていることになります。

依存している☉太陽を失うこと、☉太陽が見えない状態は新月のエネルギーを生み出します。

新月は、☽月が☉太陽のエネルギーを受けないので、☽月が司る潜在意識が意識に浮上します。


男性アイドルのファンでは無くても、人は集合意識で繋がっています。

この蠍座下弦の月は、心の内、裏側、隠されたもの、蠍座の月らしく、そういったものが強調されています。

いつもは見えないものが、見えてくるかもしれません。

自分の心の内側に心を開き、自分自身の在り方を見直す時です。