獅子座満月ー自分自身の「枠」を超え、人生を創造する


21日、14時16分、獅子座で満月を迎えます。

皆既月食です。

月食は、達成(終わり)と同時にはじまりのタイミングとなります。

物事が極まり、これ以上の進化・成長が見込めない状態から、新たなステージへ進むことを促されます。



この満月は、牡羊座上弦の月で見え始めた新たなステージへと、その一歩を踏み出して行く満月となります。

一部の方は、♇冥王星により勝手に外へ放り出されるという現象が起こりますが、

これは余程軌道から逸脱していない限りは起こりません。

それ以外の方は、自らの意思で、一歩、外に出ようという勇気と覚悟を必要とします。



☽月は獅子座の0度、☉太陽は水瓶座の0度での満月。

0度というのは、前のサインの30度であり、最初に説明した月食と同じ作用があります。

終わりであり、はじまりです。

獅子座の前のサインは蟹座、水瓶座の前のサインは山羊座です。

蟹座も、山羊座も「枠」を持っています。

その「枠」を超えること。


例えば、蟹座は母や家庭、山羊座は父や社会と結び付けられますので、

専業主婦だった女性が社会で働く、会社勤めだった男性が独立する様なイメージです。

【蟹座・山羊座】は集団性を重視する中で個性を学び、【獅子座・水瓶座】は個性を重視する中で集団性を学びます。

集団性重視の社会から、個性重視の社会へ。

2017年の中頃から、この獅子座と水瓶座の領域の学びが始まりました。

牡羊座上弦の月〜この満月でそれが完成し、ここからは、それぞれの個性や魅力を実際に発揮していく時です。



☽月とヴァルナとドラゴンヘッド、☉太陽と☿水星と♇冥王星、♅天王星がTスクエア

それぞれが、それぞれ自分の気持ちを優先し、自分の枠を超えて行く事で、

周囲に気付きを齎らし、互いに高め合う。


人と人との集団は、ジェンガみたいなもので、ある種の相互依存で成り立っています。

ジェンガからひとつ、またひとつブロックを抜いていくみたいに、集団からひとり、またひとり人が抜けると、

ジェンガが崩れ落ちる様な、集団(居心地のいい空間)が無くなっていく不安に駆られたりすることがありますが、

不安になるならそれは依存であり、執着している証拠です。

人は、そんなつもりは無くても、知らない内に何かに依存したり執着してしまうことが往々にしてあるのです。

ジェンガがしっかりしている時は、居心地が良いので、ジェンガが崩れそうにならないと、

自分の本当の気持ちと向き合ったり、自分の道を歩む覚悟を決め難い。

だから、♇冥王星とドラゴンテイルがそれを壊します。


ドラゴンヘッドと♇冥王星のオポジションは、春分を過ぎても続きますので、

ここまでにも沢山崩壊していますが、まだまだ崩れていくでしょう。

その崩壊は、自分の人生を主体的に歩む為に、精神的な自立を促しているのです。



♀金星と♃木星、♆海王星、ミトラがTスクエア

実際に新しいステージの動きが出やすくなるのは、春分辺りからになると思います。

しかし、準備を怠っては波に乗り損ねますから、それまで、狙った獲物を捕らえる為に、虎視眈々と準備をする。

実現のポイントとなるのは情報リテラシーです。

情報リテラシーとは、情報を使う能力の事。

頭に入れるだけでは知識は使えません。

知識を実践し、その結果もしっかりと検証した上で次の行動に繋げて行かないと、

状況はいつまでも変わらないことになります。

ただし、すぐに結果は出ませんので、最低半年間は続けて下さい。


♃木星が射手座にあり、山羊座に♄土星がある今年は、

知識を使う力が、自分の社会的ポジションを見つける力の基盤となりますので、

情報を使う癖をつけること。

実際の社会的ポジションの確立は♃木星が山羊座へ入ってからです。


情報リテラシーは、自らの人生を主体的に創造する為に、必要不可欠な力となります。

「枠」の中で自主的に生きるのではなく、「枠」を超えて主体的に生きる。



情報リテラシー=人生を創造する力