本日はクリスマス・イヴ。
クリスマスは、キリストの誕生日として知られていますが、クリスマスの起源はキリスト以前に遡ります。
クリスマスの起源は、古代ローマのサートゥルナーリア祭と言われます。
どんな祭りであったかと言うと、冬至祭や農神祭であったそうです。
この祭の名前の由来は、サートゥルヌス。
英語ではサタン。♄土星です。
サートゥルヌスは農耕の神。
サタンとはイメージが違うように思えますが、土星の試練は乗り越えると実りになりますから、
同一視されるのは納得がいきます。
時期的にも、♄土星のホームである山羊座へ☉太陽が入る時期ですから、
収穫が少なくなる冬に向け、農耕の神に祈りを捧げていたのでしょう。
サートゥルヌスとサタンは、ギリシャ神話の時の神クロノスとも同一視されます。
農作物を植え、収穫するまでには、それなりの時間を要します。
収穫=時を刈り取ること
と、考えられていたようです。
実際に、占星学でも、土星で耕されたエリアに木星が入った時に実りとなるので、収穫までは約3年掛かります。
※♄土星と♃木星の公転周期が違うので、3年掛からない場合もあります。
この、サートゥルナーリア祭にサンタクロースは登場しません。
クリスマスとサンタクロースは、後に結びつけられたものです。
サートゥルナーリア祭に起源をもつ北欧のユールに登場するサンタクロースはノームで土の精霊です。
サンタクロースが、プレゼントを持ってやって来るのは夜。
一年で言えば冬。エネルギーで言えば陰。
運は、寝ている間に作られると言います。
起きている間は陽(+)のエネルギー
寝ている間は陰(-)のエネルギー
下記の記事で説明した陰陽のエネルギーの法則です。
辛いことや悲しいこと、物事が上手くいかないこと、進まないこと、これらは陰のエネルギーにあたります。
しかし、この陰のエネルギーこそが、豊穣を生み出します。
陰極まって陽となる。
冬が極まれば春が来ます。
サンタクロースが夜に訪れるのは、陰のエネルギーが豊穣を生み出すことのケニングなのではないかと、
思いました。
よいクリスマス・イヴを。
0コメント