木星蠍座期のテーマは「自己変容」ー深い闇の中へ、真実の光を探求しに行く


木星蠍座の幸運については、深いパートナーシップ(ソウルメイトとの出会いや結婚)だったり、

お金だったりというキーワードがちらほら出ていますが、

蠍座のルーラーは破壊と再生の星、♇冥王星です。


蠍座の幸運を受け取るためには、破壊ありき、と考えた方がいいでしょう。

破壊と言うと物騒なので、終わり、ですね。


何かが終わることで、新しく何かが始まる。

"何かの終わり"には、痛みを伴うこともあります。



蠍座の幸運は自己変容の賜物です。

死と再生のプロセスを経ることで、自己は大きく変容します。


引き寄せの法則がブームになったので、同じ波動のものは引き合うという言葉を聞いたことがあると思います。


大きく自己が変容すれば、波動も大きく変わります。

それによって引き寄せる現実が変わるのです。



< 木星蠍座入りの宙 >

10月10日、23時、木星が蠍座0度の星の配置。

やはり、なかなか厳しそうな印象です。


太陽と水星がコンジャクションで天王星とオポジション(180度、真逆の位置)。
自分の才能(個性、創造力)を発揮することを促されつつも、その改革には葛藤が伴います。


さらに、①♄土星 / リリス、➁キロン、➂♂火星 / ♀金星、④月がグランドクロス。
オポジションよりもさらに葛藤を伴う、制限や困難の配置。



①♄土星とリリスのコンジャクション

わたしは、リリス隠された真実と読んでいます。

リリスは天体ではなく、月の軌道の遠地点です。

月が光なら、リリスは闇。


今ここでリリスに向き合うことは、今後の人生の基盤(♄土星)を作ります。


このリリスの度数の意味は、

自分の理想や目的の追求をつらぬくこと。

♄土星は、試練も意味しますので、上手く行かないことも多いと思います。

それでも、諦めずに理想を追求し続けることが、今後の人生を豊かにする基盤となるでしょう。


自分の出生図のリリスも確認すると、向き合うべきポイントが見えてくると思います。


リリスについて詳しくはこちら



➁キロン

キロンは、劣等感やコンプレックスを感じるポイント。
わたしは、自分の才能を発揮するために乗り越えるべき壁と読みます。

このキロンの克服は、大きく自己実現に繋がるポイントなので、出生図のキロンを確認してみて下さい。


キロンについて詳しくはこちら



➂♂火星と♀金星のコンジャクション

♂火星♀金星陰陽の統合を意味します。

この二極性の統合という言葉はよく使われますが、具体的にどういうことかと言うと、

自分の見たくない部分、苦手やコンプレックス、マイナスな思考等の自分の闇と向き合うこと。

(ここで陰陽は寄り添う)

苦手を克服し(手を繋ぐ)
さらにはその苦手を得意なものに変えていくことです。(一体となる。統合)


火星と金星は男女も表しますので、これは男女関係にも言えることですね。

誰にでも、短所、長所があります。

この一年で、相手の短所に寄り添えない男女は別れることになるでしょう。
逆に、相手を理解し、寄り添い、一緒に困難を乗り越えられた男女は結婚に至る可能性が高まりそうです。




④月

ここまで説明した、①、➁、➂がと共にグランドクロスなので、

今まで見て見ぬフリをしてきた自分の感情から逃げられなくなります。
向き合わざるを得なくなる。



自分の闇が炙り出されるグランドクロス。


厳しいアスペクトではありますが、ハードアスペクトは、乗り越えると強みになります。

傷みを知ることで、成長していく。



闇を見つめ、傷みを知り、光を求めよ。
さらば与えられん。


木星の幸運期は、土星の試練の上に成り立ちます。

2012年10月06日~2015年06月15日♄土星が蠍座にあり、蠍座の領域の学びが促されていました。 

 この時に大きな破壊が起きて、自己変容を遂げた人達は、10月10日からの1年が幸運(収穫)の時となります。



人によって影響の大小は様々なので、痛みを伴わずに終わりとはじまりが起こる方もいると思います。しかし、

私たちは今、大きな節目を迎えており、全てのひとが「根底的な変容」を促されています。

「根底的な変容」は、そうすんなりとはいかないかも、しれません。



この木星蠍座期は2020年のグレートコンジャクションへの序章であり、

2020年のグレートコンジャクションはアセンションへの序章となります。