<9月の宙>新しいタイムラインを現実化するための最終段階


先月、タイムラインの変換についてお話ししました。

今月は、その新しいタイムラインを現実化するための最終確認のような時間となります。



現在、ヘリオセントリックの宙は魚座に天体が集中しています。

魚座は、現在太陽が進行している乙女座の真逆の位置にあるサインです。

真逆の位置は、多くの葛藤を生み出しますが、葛藤を乗り越えると大きな成長に繋がるアスペクトです。


ジオセントリックもヘリオセントリックも、トランシット(現在の天体エネルギー)は

成長がキーワードとなっています。



ヘリオセントリックで強調されているのは魚座のエネルギーです。

魚座は、12星座最後のサイン。

♁地球と☉太陽は、12ヵ月で全てのサインを一周します。

12星座全てを経験した上で、次の方向性を模索します。


季節は夏から冬への移行期ですが、ヘリオセントリックのエネルギーは冬から春へと移行しています。

新たなスタートに向けての準備。



魚座のエネルギーの中でも特に強調されているのが♆海王星です。

♆海王星は夢や理想を表す天体。

そのサビアンシンボルは「新参者たちの試験 」



夢や理想を、実現する覚悟があるのか?

わたしたちは宇宙に問われています。



夢や理想を実現するためには、多くの困難を乗り越えなければなりません。

ジオセントリックのトランシットでも、困難を乗り越えることが強調されていますが、

困難を乗り越える力を試されているのですね。



これは、現在の月の満ち欠けのエネルギーともリンクします。


わたしが発信する内容は、厳しいものが多いかもしれません。

しかし、現実とは、そうゆうものです。

簡単に事を成せる星をお持ちの方もいるとは思いますが、多くの人は、そうではありません。


サビアンシンボルが成長の物語であるということからも、

星は常に私たちの成長を促し続けているのが読み取れます。


その星のエネルギーに応えたひとが、幸運を手に出来るのです。



人は、つらいことからは逃げたくなるものですが、

試験の内容は人それぞれであり、各々の成長段階に合わせたものになります。

頑張れば、ちゃんと乗り越えられる試験です。


その証拠に、試練を与えつつも、決して厳しいアスペクトではないんです。

試練をちゃんと乗り越えることが出来るようサポートされた星配置。



魚座は、非常にスピリチュアルなサインですが、反対側の乙女座は地のサインで現実的なサインとなります。

この乙女座の影響(葛藤)を取り込むことで、魚座にある♆海王星の夢や理想は形になっていきます。



目を逸らさず、しっかりと、前を見つめて、試験を突破しましょう。



今月後半、♁地球を頂点に♂火星と♃木星がYODのアスペクトを作ったまま牡羊座へ入り、秋分の日を迎えます。


この9月23日秋分を境に、自己実現に向けて全力で行動するエネルギーに切り替わっていきます。

それについてはまた。



ヘリオセントリック占星術

ヘリオセントリック占星術の一覧。地球星座は自分の限界を超えていくことを意識しなければ使えない - 月星座と太陽星座の領域は、人生で起こる出来事を通し、ほとんどの人が意識をしなくても成長すると思います。  しかし、地球星座は太陽星座とオポジション(180度)の位置にあります。180度は丁度反対側、真逆に位置する配置です。このオポジションというアスペクトは星座同士が真逆の性質を持っているため、多くの葛藤を伴います。しかし、真逆の性質ということは、自分に無いものがそこにはあるということです。自分の中に無い要素のため取り入れるのは容易ではありませんが、自分に無い要素を取り入れることは、大きな成長に繋がります。その葛藤から逃げていては、地球星座の力を発揮することが出来ないのです。♁地球のマークは、♀金星を逆さにしたようなマークで表わされます。♀金星は遊びや楽しみを象徴します。それに対し、♁地球は意図も反転され、仕事や修行を表すのではと思っています。ここで言う仕事とは、魂の求める仕事です。すなわち、地球に来た目的や使命となります。スピリチュアルでは、地球は魂を成長させる修行の場と言われます。試練を表す♄土星との違いは、♄土星はアスペクトによっては必ずハードなものになるとは限らないのに対し、♁地球は、全てのひとが必ず☉太陽のオポジションの位置にあるということです。全てのひとが使命を持ち、その使命を果たすには、それ相応の努力が必要となります。その使命を果たす事こそ、魂を成長させるための修行と言えます。天体の影響は、肉眼で大きく見えるものから順に大きな影響を及ぼすと言われています。占星術ではそれは太陽と言われていますが、肉眼で一番大きく見える天体それは地球です。あまりにも大きいので、私たちは普段それを意識することは少ないでしょう。占星術でさえ、多くの場合地球を中心にしたものが使われ、地球からの影響というものを考えません。まさに灯台下暗しです。

占星幾何学|il lume